生まれてこなければよかった?

生まれてこなければよかったと思ったら

一度は思う「生まれてこなければよかった」

このサイトへ来られる方の中には「生まれてこなければよかった」「どうして自分は生まれてきたのだろう」などと一度は思ったことがある人が結構いらっしゃることと思います。

人生が辛い、生きているのが辛いと思う時ほど生まれてこなければよかったと思いがちです。

そして実際、時代を問わず、生きていくのは大変なことでもあり、寿命を全うするだけでも相当な努力を必要とします。

私たちを生んだのは私たちの親ですが、その親も人生はしんどいものでよほど恵まれた環境・運でない限り苦労の連続だと分かっているはずです。わが子を大切に思い、苦労をさせたくないなら最初から生んでくれなければよかったのにと思う人も多いことでしょう。

御多分に漏れず、私もそうでした。

でも、生まれてきた以上、簡単にその人生から逃げることはできません。
生まれてこなければよかったと悔やむだけでは現状から抜け出せませんが、工夫次第では人生をほんの少し楽にすることも可能なようです。


恨みもしないが感謝もしないというスタンス

人生が辛い。生まれてこなければよかった。
親は生んでくれなければよかったのにと思い、生んだ親を恨むこともあるでしょう。

しかしこの思考は心身にかなりの負担を与え、幸せから遠ざかってしまいます

それどころか、「恨み」のページでも書きましたが、誰かを恨むとロクなことがありません。
親を恨む場合でも同じことが言えます。

「恨む」ということは、心に大変大きなダメージを与えます。
「悲しい」や「悔しい」以上に強烈なネガティブな感情です。
「恨み」の感情が強ければ強いほど心身にダメージが及びます。

そしてその「恨み」という感情を保有している期間が長ければ長いほど心身にダメージが及ぶ期間が長く病気になってしまう可能性が高くなります。

また、負のオーラをばらまくことになるので、周りの人も心身に影響が出る場合があります。

さらに悪いことに、心の大半が「恨み」という感情に占領され、「自己実現」や「向上心」などのポジティブな感情の入るスペースがなくなってしまいます。こうなると、仕事や学業などに差し支えることもあります。恋愛など到底ムリな段階です。

なので、親を恨むということは、親だけでなく自分をも不幸にする可能性もあるのです。

逆に親に感謝し、親を大切にすると、心穏やかになり、幸せが訪れやすくなりますが、実際問題としては難しいものであります。

無理に親に感謝しなさいとは言いません
その人の育った境遇もありますし、考え方も人それぞれですから。

私も生んでくれてありがとうなんて微塵も思っていませんし、実際親に感謝するのは難しいと思っています。そもそも生んだのは親自身であり、子どもが頼んだわけでもありません。
なので恨みもしないが感謝もしないという無理のないスタンスを取っています。


生まれてきたのはしかたがなかったと思うようにする

上記のように親を恨むことは自分の心身に負担をかけることであります。
心身がすり減って疲労した状態だと、幸せをつかむための行動も難しくなる場合がよくあります。
できれば心を穏やかに保つためにも恨まない方がいいでしょう。

そんな時は、「あなたが生まれてきた理由」について考えてみると、ある程度吹っ切れるかもしれません。生まれてきた理由は「生物の本能」に起因します。

子どもはいらない」のページの下部でも書きましたが、我々人間を含む生き物には「生殖を行い子孫を残すというプログラム(本能)」が強く刻まれています。

そしてこのプログラム(本能)には意識して抵抗しがたいものなのです。

父親と母親は強く惹かれ合った結果、生殖を行い子孫を残すというプログラムが発動したまでのことであり、そのプログラム(本能)は両親には抗えないものでありました。

結果として「あなた」という1人の人間が生まれたということです。

「寂しいから」「老後が気になるから」「1人だと面白くないから」
このような説明は、表面的な理由に過ぎません。

何が言いたいかと言うと、お父さんとお母さんがあなたという人間を生み出したのは自然の摂理であり、意識的に考えても抗えないプログラム(本能)によって生じた事象なので「親を恨んでも意味がない」ということになります。

このような事象を思うと「自分が生まれてきたのは、仕方がないことだったんだな」と幾分気持ちが楽になるのは私だけでしょうか。


あなたの親が生まなくてもあなたはどこかに存在したかもしれない

魂は不滅という言葉をご存知でしょうか?

あなたの魂は、たとえあなたの親が生まなくても、肉体を伴ってどこかへ生まれてくる可能性も否定しがたいものがあります。

・それが育児放棄する親だったらどうでしょうか?
・暴力をふるう親だったら?
・酒を飲んで暴れる親だったら?
・仕事に行かず、学費や給食代も払えないだらしない親だったら?

いまのあなたの親がきちんと育ててくれたなら、感謝したくなりませんか?
親に対して「あなたが親でよかったよ(正確にはまだマシだったよ)」と私なら言いたくなります。

もちろん上記の4つの項目に当てはまるようなどうしようもない親だったら感謝する必要もなく、感謝する気にもなれません。ただ、このようなとてつもない試練(難易度の高い人生)を与えられた人は、それを生き抜いた暁には何らかのご褒美が待っているかもしれません。


生まれてきたことを悔やむよりも少しでも楽に生きる方法を探す

上記のように、あなたが生まれてきた理由は、自然の摂理であり、抗えない運命であったことをお分かり頂けたと思います。簡単に言えば「しかたがなかった」。

何が言いたいかと言うと、生まれてきたことをくどくどと後悔するよりも、ああ、仕方がなかったんだと開き直り、自分なりに少しでも楽に生きていく方法を探す方が建設的だというのが、これまで私が生きてきて実感したものであります。

お金持ちにならなくてもいい、優秀でなくてもいい。
無理をしてきれいに着飾らなくていい。
あるがままを受け入れ、そこから自分が心地よいと思う方法を探っていけばいいわけです。

成功するためにバリバリ働いて贅沢な生活をしたいならそうすればいい。
ゆっくり生きたい人は、生活が破綻しないくらいに働いて、ゆっくり生きるのもよし。
最近は「半隠居」や「隠居」という生き方をする方や「ミニマリスト」という必要最低限のもので豊かに暮す方も増えています。

生まれた理由は仕方がないものであっても、生まれた後の生き方は自分の行動でどうにでもなるのです。

人生に大した意味がなくたっていいのです。とりとめのないもの、くだらないものであってもよいのです。社会貢献など大層なものでなくてもよいのです。
また、この理由や意味は、気分に合わせて変わってもよいでしょう。

でも、中には小さい楽しみなどいらないから、楽になりたいという人もいらっしゃるでしょう。
私もそのように思うことがあります。その時は気力不足なので、無理に動こうとせず、無理に楽しもうとせず、ゆっくりと休息を取るようにしています。

生まれてきた理由などありません。それは生まれた後に自分で創っていくものですから。


生まれてこなければよかった? まとめ

・生まれてこなければよかったと思う時があるかと思いますが、生んだ親を恨むと恨みの感情に支配されて、心身ともに消耗し、運が逃げてしまいます。

・生まれてきたのは生物の本能であり、しかたがないことだった。
いつまでも悔やむより、少しでも楽な生き方を探した方が建設的だというのが自分の実感。

・魂は不滅かもしれません。あなたの親がもしあなたを生まなかったら別の親の元に生まれてきた可能性が高いです。もしあなたの親があなたをきちんと育ててくれたのであれば、まだマシだったのかもしれません。

・生まれてきた理由はないに等しい。正確には自分で創っていくものです。


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