うつ病は早期発見早期対応を

うつ病は薬で治る?

最近、うつ病の人が増えてきました。

それに伴い、精神科、心療内科のニーズも高まってきました。
しかし、薬に頼りがちな先生も多い。

うつ病は、自分の不調を早期に発見し、対応すれば、薬がなくても十分改善可能な症状です。
また、長年うつ病を患っている人であっても薬を断って、生活を改善することで、うつも改善しやすくなります(ただ、このケースは原薬から入る必要があります)。


うつ病になりやすい人

仕事を続けていると、疲れてきたり、気力が失せてしまうことがよくあります。
特に仕事の成果が認められなかったり、トラブルが多かったりすると途方に暮れることもあるでしょう。まじめに頑張ってきた人ほど、そして完璧主義者ほどその傾向があります。
うつ病になりやすい人は、大きく分けて下記の3つのタイプに分類されます。
もしくは複数タイプを持つ場合もあるでしょう。

1.完璧主義タイプ
「まあ、こういうこともあるだろう」とアバウトに捉える人より、「こんなはずじゃなかった」と思い込む人の方がうつ病になりやすい。
そう、完璧主義者で、自分の思うとおりにならないと気が済まない人は要注意なのです。
このタイプは、満点でなく、80%を目指す感じでいくとよいでしょう。

2.自意識過剰タイプ
また、人の目(評価)を必要以上に気にする人。
必要以上に人に気を使ってしまい、神経がすり減り、精神的に疲れてしまうのが早い。
そしてこの傾向がある人は、ついつい無理をしてでも誰かの期待に応えようとします。
時には、上手に断ることも必要です。

3.プライドが高いタイプ(傷つきやすい)
さらにプライドの高い人、自信家も要注意です。
こういった人は、何か注意されると貶された、バカにされたと思いがち。
子どものころから成績優秀でとんとん拍子で来た人ほど、抵抗力がありません。
この場合、自ら様々な経験して強くなっていく他ありません。



うつ病の疑いがあれば

うつは、なかなか気づきにくい症状。
しかし、下記の項目が多ければ多いほど、うつ病の可能性があります。

悩む

・体がだるい日が続く
・やる気が起きない日が続く
・体が重たい日が続く
・気分がいつもすぐれない
・眠れない日が多い
・仕事に行くのが辛い
・好きなことでさえやる気が起きない

上記の症状が現れたら、できるだけ早く休養を取る必要があります。
まだ仕事が、仕事が、と気になる方もいらっしゃいますが、無理をすればするほど長引き、症状も重くなり、復帰しにくくなります。
できればまとめて休みが取れる方が理想です。休職もよいでしょう。
ただ、休息の間の過ごし方にはコツがありますので、下記の「休息期間の過ごし方」をご覧ください。


休息期間の過ごし方

散歩

休息期間の過ごし方には、コツがあります。
休息を理由に、ゲームやテレビでダラダラ過ごすのでは一向によくなりません。

なので、次のことを心がけてみてください。

・食事は腹七分~八分でバランスよく食べる
・規則正しい生活をする
・散歩する時間を持つ
・朝日を浴びる(規則正しい生活にも直結します)

朝8時に起きて夜11時に寝るなどの生活のリズムは一定に保ちましょう。
そして1日1回30分くらいは散歩する時間を持ちましょう。
外の空気を吸うこと、家とは違う風景を見ることでリフレッシュすることができます。

食事は腹いっぱいではなく、腹八分にすることで、けだるさや胸やけを防ぎ、快適でいることができます。快適であれば気分も大分違います。


うつは脳の病気

うつは脳の病気と言われています。

うつは、何らかの原因で神経伝達物質(セロトニンとノルアドレナリン)の量が減ることにより、脳に情報がうまく伝わらないために、意欲低下や不安など様々な症状があらわれるということが最近の研究で分かってきました。

では、これらの神経伝達物質を適量に保ち、精神を安定させるにはどうしたらよいでしょうか。

・まずは運動。散歩、ヨガ、ジョギング、ストレッチなど何でもよいので運動してみて下さい。
運動不足はうつの元。だからうつ病治療に散歩が有効とされるのです。

・朝日を浴びる。朝にはカーテンをしっかり開けましょう。
うつだからと言って引きこもっていると余計悪化してしまいます。

・食事をバランスよく取る。偏食を避けましょう。
インスタントものやジャンクフードばかり食べていると鬱になりやすい傾向にあります。

・趣味を持つ
好きなことをする、感動的な映画を見るなどして、心を活性化しましょう。


薬漬けになっている人へ

くすり

うつ病を何年も患っている方もいらっしゃいます。
そして多くの方は、心療内科などに長年通い、薬が手放せない状態(薬漬け)となっているケースもよくあります。

そのような場合、減薬をおススメします。
というのも、精神系のお薬は脳や体を一旦休ませるためのものであり、元の自分に戻すためのものではありません。
そして長く服用を続けるものではありません。
おかしいなと気づいたら、少しずつ薬を減らしていくとよいでしょう。
(この辺の加減は医師と相談されるとよいでしょう)

そして、上記の「休息期間の過ごし方」を実践してみてください。

断薬もよいのですが、最初のうちはしんどく、挫折の可能性も高い。
薬に慣れた体を元に戻す必要があり、薬に依存した状態から脱却する必要があるためです。
薬を体から抜くには服用期間の約4倍かかります。
このくらい薬の後遺症はひどいのです。

しかし、時間はかかっても、徐々に規則正しい生活に切り替え散歩を取り入れることで、快適な心と体を取り戻すことが可能です。

うつ病は、薬が必要、薬がないと治らないは迷信です。

なお、余談ですが、健康な人がうつ病の人のお薬を飲むと、体が重くなります。
そして頭の回転が鈍くなります。薬が脳や体を休ませようとするためです。


うつ病の再発を防ぐには

うつ病の再発を防ぐには、休息期間の過ごし方で身に付けた規則正しい生活とバランスの良い食事(腹八分)を引き続き心がけましょう。

そして自分がうつ病になりやすい理由を自覚し、うつになりにくい思考のクセと生活習慣を意識的にでもつけるようにするとよいでしょう。

例えば、完璧主義で自分の思うようにならないとうつを発症しやすい方は、8割でもいいやと少しずつでも思うようにするとよいでしょう。無理だとあきらめずに意識的に思うように思考のクセを付けることが大事です。

注意などで、自分が貶された、バカにされたと思う傾向にある人は、注意されたからと言って、自分が劣っているわけではない、次に気を付ければいいことだと思う思考のクセをつけましょう。

なお、仕事に復帰しても、休日はダラダラ過ごすのではなく、何らかの活動をした方が、心も体もリフレッシュします。無理のない資格勉強、創作活動、ボランティアなど自分が楽しいと思える事があると随分ちがいます。何もなかったらとりあえず散歩してみましょう。


うつ病は薬で治る?のまとめ

1.うつ病は早期発見早期対策で長引くのを阻止することができる。

2.もっとも効果的な方法は、休息(できれば休職)、散歩、運動
うつの初期は、医者も薬も必要ありません。薬は返って逆効果

3.自分はなぜうつ病になりやすいかを自覚し改善に努めることが再発を防ぐ。
大きく分けて完璧主義タイプ、自意識過剰タイプ、プライドが高いタイプの3タイプ。

4.精神系のお薬は脳や体を一旦休ませるためのもの
責任感が強いなどで、どうしても休めない!という人を無理矢理に休ませるもの。
長期に服用するものではありません。

5.完璧主義→8割できれば万々歳と意識的に思うように心がけましょう。

6.注意されたり、怒られたからと言って自分が劣っているわけではありません。
次は気を付けるということは必要ですが、こういうこともあるさと意識的にでも割り切った方が楽です。

7.会社勤めをしている人も、休息時間をダラダラ過ごすのではなく、何らかの活動をした方が、心も体もリフレッシュします。

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